PMA◆メルセデスベンツ300SLR◆55年ミッレミリアウィナー◆1/24商品説明●ドイツもイタリアに負けず劣らすレースがお好きなようで、敗戦国だというのにもう54年にはW196をひっさげてメルセデスがグランプリに復帰しております。
そして55年。究極のプロトタイプレーサーとして、300SLとW196を合体させた300SLRを登場させ、レースシーンを席巻する予定でありました。
ところが、1955年ルマン24時間レースにおいて例の大事故が発生しました。
この年のルマンは、メルセデスとジャガー、それに昨年の覇者フェラーリが三つ巴となって白熱したレースを展開しました。そこに、ルベーの300SLRが観客席に飛び込み、レース史上最悪の事故が発生しました。事故発生から7時間後、メルセデスは、レースを中断することを決意します。以後メルセデスは、長いレーシング冬眠の時期に入るのです。
ミニチャンプスのモデルは、１９５５年ミレミリア優勝車として、今もクラシックカーレースにモスが乗って登場している大変有名なSLRです。
暗い過去を持つSLRのヒストリーの中で一際輝くリザルトが、しょっちゅう博物館から引っ張り出される理由なんでしょうか。ゴール直後のゴーグルの後を残して真っ黒になった小柄なコ・ドライバーだったジェンキンスのホッとしたような笑顔が忘れられません。
素晴らしいワイヤーホィール、精密なエンジン、ファブリックのシートなど最高の出来となっています。