いつも私のオークションにご興味を持って頂き、
本当にありがとうございます。

今回は、
歴史的にも大変貴重なウクレレを出品させて頂きます。
きっと、
これからこのような一本は、
なかなかお目にかかれることは出来ないと思います。

その理由は…
///////////

こちらは、
とても美しいハワイアンコアが使用された、
世界を代表するウクレレメーカーの一つである、
伝説のG String社のウクレレで、

大変古い上に、
みただけで凄い…と思ってしまうような、
何か特別なオーラを放つような一本で、
手に入れた時からトップに光にかざすとシール跡のようなものが見えましたが、あまりに素晴らしい音なので、
私のお気に入りとして所有しておりました。
(指板で指動かすだけで色んなフレーズが浮かんできてくれるあの感覚、
わかってくださる方いますか…)

とても弾きやすい上に、
このボディでは考えられないほど、
非常に深く、
豊かなサウンドを奏でてくれていて、
どうしてこのウクレレはこんなに素晴らしい音なんだ…
と、一人で毎日感動していたのですが、

実は手に入れた時は、
ネックブロックに記載された情報だけを見ると、
1999年2月に製作されたG Stringのウクレレということだけがわかっていたのですが、
ヘッドロゴ、サウンドホール内のタグシールを見ても全く情報が出てきませんでした。

当時は、
G Stringのホームページには、
1993〜1997年までは創始者であるデレク・シミズ氏の祖父母宅のガレージにて、
1997〜2009年までHalawa Valleyの商業店にて製作を行っていたようでしたので、
2年後の1999年はまだデレク氏本人が製作していたと考えました。

そこで直接、
ダメもとで質問してみたところ、
なんと、
デレク氏ご本人から回答を頂きました…！！！

回答によると、

//////
このウクレレはとても古いものであり、
23年前の1999年、従業員が入る前のHalawa Valleyで、
デレク氏本人が製作したもの
であることが分かりました。

さらに続いて、

//////////
・ヘッドロゴは、レーザーロゴ製作の請負業社によって製作され、
・2000年代半ばに入って自分の自社でレーザーマシンを購入出来る様に
なってから、ロゴ変更を行なった
・ボディも古いデザインで、ネックを含む全てのパーツがハンドメイドで製作されたもの
(2002〜03年までがハンドメイド、以降はCNCルーターを用いたパーツを使うようになった)
・内部のタグシールもデレク氏のコンピューターで印刷を行っている
(次にホイルステッカーを使用し、レーザー加工の木製タグに移行)
/////////

と事細かく詳細を教えて頂きました。

そして、
このウクレレの最大の特徴であり、
使用木材のハワイアンコアに関しては、

//////

【I only use that grade of koa on high end ukuleles today.】

つまり、
このコアは、現在では最高級のウクレレのみにしか使用されていない。

ということです。

現在、
デレク氏に直接オーダーをした店舗の販売価格が、
80万円オーバーで、
G String社が羽ばたき世界を代表するウクレレメーカーになる、
本当の初期の時代にデレク氏本人が、
CNCを用いずに、
全て最初から最後まで一人で製作した大変貴重なものは、
これからどれだけお目にかかれるか、
全く見当もつきません。

発送は、
写真に写っている古いハードケースに入れてお送りさせて頂きます。

この時代の、
デレク氏本人が製作したものをずっと探していた方もたくさんいらっしゃると思います。

本当に手放したくない一本なのですが、
今回は諸事情のため、
スタート売り切りにしますので、
どなたか大切にして頂ける方にお譲り出来れば嬉しいです。

それでは、
よろしくお願い致します。